バンクーバーの雨事情
このブログのサブタイトルにもあるように、バンクーバーの秋冬は雨がよく降ります。
週間天気予報がほぼ雨マーク、なんてこともしょっちゅうです。
それ故に「レインクーバー」とも言われています。
日本の梅雨はせいぜい1ヶ月くらいで終わりますよね。
バンクーバーはカナダの中でも特に温暖な地域で雪が積もることは少ないのですが、その代わり雨季が11月から3月あたりまでと長めです。
実際に住んでいて私も雨が多いように感じますが、今年の秋は晴天続きで何だか拍子抜け。
因みに、バンクーバーの夏はほとんど雨が降りません。
7月8月で雨の降った日は2、3日ほどで、しかも通り雨といった感じ。
湿度もなくカラッとしているせいか、気温が30度近くあってもベタつかず過ごしやすいです。
さて、そんなレインクーバーとも呼ばれるこの時期の必須アイテムは折りたたみ傘!
1日中降り続くことは稀ですが、天気予報に反して突然降り始めることもあるのがバンクーバー。
ですが日本のような大きめの傘を持ち歩く人は滅多に見かけません。
なぜでしょう?
雨予報の時はレインコート(撥水加工されているジャケット)、もしくは大きめのフーディ(フード付きの服)を着て出掛けるカナダ人がほとんどだからです。
以前日本人の私は雨が降ると、即座に折りたたみ傘を出して濡れないようにしていました。
まわりを見渡すと傘を差している人の少なさに驚いたんですよね。
バンクーバーに住む大抵の人は突然の雨にも動揺することなく、フードを被ってその場をしのいだり、そのまま何事もなく歩き続ける人も。
これはワーホリ時代に働いていたレストランでの話。
雨の日は傘立てをエントランスに用意しておくのですが、ほっとんど利用する人がいないのです。
外は横殴りの雨で外出控えようか、みたいな大荒れの天気の時もレインコートで来店するお客さんが多かったのです。
一度だけ40代くらいのおじさま(月に何度も来店される常連さん)に聞いてみました。
なんでこんな日に傘差さないんですか、と。
おじさまの着るレインコートからは水が床に滴るほどで。
そうしたらこの男性、僕傘持っているんだけどね!と笑いながら折りたたみ傘を見せてきたのです。
傘を差すほどじゃないから使うまでもないって言うんです。
いやいや水滴の量からして、フードを取った顔なんて洗顔後みたいだし。笑
この程度の雨なんて傘差すほうが面倒だし、僕は気にしないよ!と半分冗談さえ言ってきました。
早くいつものオーダー通してね、お腹空いているんだ!と。
これはあくまで一つの事例ですが、確かにバンクーバー住んでみてちょっとしたこと(日本人の私にはちょっとしたことじゃないのだけど。笑)は気にしない性格の人が多いなと日々痛感しています。
私は東京での会社員時代、営業中に突然の雨が降ると何度もコンビニで透明傘を買いに走ったし、そういう客が殺到している場面にも幾度と遭遇してきました。
国が違うと、こうも意識が違うのですね。
それにしてもこれからの時期にバンクーバーへ旅行を考えている方、突然の雨に備えてカバンに折りたたみ傘、もしくは出掛ける際はレインコートかフーディをお忘れなく!